【妹さえ】考察:なぜアニメ版では可児ちゃんの出題がカットされたのか


妹さえを原作から読んでいた人は、アニメ版妹さえ1話で疑問に思ったのではないのでしょうか。

なぜ可児ちゃんの出題がカットされたのか。

アニメ版のウミガメのスープでは、不破くんの出題(締め切りのやつ)が終わった時点でゲームが終わります。

しかし原作ではこの後、可児ちゃんの出題があるのです。

ちなみに、その問題文は以下の通りです。

「ある男がジャンプしました。男は死にました。なぜでしょう」




以下、原作のネタバレを含みます。

この問題の答えは、『男はスペランカーだったから』。

(※スペランカーというのは昔のアクションゲームで、主人公が事あるごとにすぐ死ぬことで有名な作品です。少し高低差のあるところでジャンプしただけで死にます)

作中で不破くんにはクソ問呼ばわりされていますが、私は割と好きな問題でした。不破くんの出題よりもオチに向いているネタだと思いますし、可児ちゃんの人となりもわかる良エピソードであっただけに、ここのカットは結構悲しかったです。

なぜアニメではカットされてしまったのか、理由を考察していきます。

1.権利上の関係?

スペランカーの名前を出す以上、当然スペランカーというゲームの説明についても触れなければなりません。そういった部分を嫌ってカットした可能性はあります。

勘違いされがちですが、作中で名前の出る他作品(俺妹、変猫、SAO等)の出版社も元をたどれば妹さえと同じ角川グループなので、権利関係を何とかするのもそれほど難しくないでしょう。エ〇マンガ先生でもキリト出てたし。GAGAGAは角川じゃなくて小学館でした、勘違いしていたのは私です、本当にごめんなさい。腹を切って詫びます。

とはいえ、原作では普通に名前出しているし、ゲームの説明もしているので、これは可能性薄いのかも。

2.尺の関係?

アニメに限らず、すべての作品というのは限られた時間・ページ数の中で表現をやりくりしなければなりません。ともすれば、より重要なことを伝えるためにさして重要でないことを切り捨てる改変というものも起きてくるわけです。

ストーリー構成の都合上、ウミガメのスープの後に控えている可児ちゃんの過去の闇をほのめかす描写と、伊月が可児ちゃんの作品に心酔していることを示す描写は重要な布石であるはずです。

スペランカーの話は確かに、可児ちゃんのゲーム好きキャラを伝えるエピソードとしては入れる価値があったでしょう。いや、大いにあった。あったに違いない。個人的にも可児ちゃんが力強くスペランカーを擁護するシーンには胸が沸いたし、陳腐な表現ではあるが一種の感動すら覚えた。声と動きを交えた原作再現を、私は心の底から待ち望んでいた。

……しかし悲しいことに、ストーリーの進行を考えた場合、これは完全に無駄シーンでしかありません。話のテンポを優先してカットされたというのは、可能性としてあり得るでしょう。

私は悲しい(ポロロン)

この時点で可児ちゃんのゲーム好きについて触れるとなると、その後のシャワーシーンで回想される彼女の過去の闇を避けて通りづらくなってしまうのも一因でしょう。

3.そもそもスペランカーってなんだよ!?

知wらwなwいwよwwwwwww

80年代前半に発売されたゲームなんて、おそらく視聴者の大半がわからないでしょう。僕もハヤテのごとくのパロディーで知りましたが、それがなかったら多分知らなかったです。

というかラノベの主な購買層たる中高生のほとんどはスペランカーなんて知らないと思うの。

そういう意味では、アニメでカットしたのは英断だったのかもしれませんね……。

これが一番しっくり来る理由な気がしてきたぞ。

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