校舎の天<そら>では悪魔が嗤っている感想と考察 22話目

ネタバレ感想

今回は再び過去編。

るいの母親が人体実験を受ける話です。




いつ発狂してもおかしくないのに、娘への愛で何とか自我をつなぎ止めている母親がひたすら可哀想になる……。

異物だから排除されるというのは間違いではないんでしょうが、だからこそ話として惨い。彼女達親子は元から隠れるように暮らしていたにも関わらずこういう形で不幸になっている以上、安息の地なんてなかったんでしょうね……。

机の上になぜおあつらえ向きにメスが用意してあったのか。一緒においてあった手紙は何なのか。その辺りの謎を残しつつ次回へ……。

余談ですが、ドライツェンが度々彩色様に語りかけていた「フラウ」という呼び方はドイツ語で、女性に対する敬称のようなものです。英語で言うところの『ミス』に該当する単語ですね。

少し前の話でドライツェンがゴエティア読んでいた辺りからして、同書に登場するソロモン72柱の1柱・フラウロスと関係あるのかと思ってましたが、多分これは深読みし過ぎ。

考察

ドライツェンは結局何がしたかったのか

ドライツェンの目的について、本編中では抽象的でざっくりとした部分しか語られていません。

彩色様の色が見える力を国の為に役立てるとか、300年分の力を手にしたとかの表現はありますが、具体的に何を目指していたのかは(今のところ)書かれていないのです。

彼の目的を考える上で一番の手がかりは、やはり最新話で出てきた首と四肢のない身体でしょう。彼はこれを指して『大いなる医学的成果』とも言っています。

この胴体だけの身体をよく見ると、いずれも腹が膨れているので、恐らく妊婦なのでしょう。ドライツェンの用いた『器』という表現からも、この胴体そのものよりも『それが孕む物』が重要であるように思えます。

話はそれますが、るいが母親から色で本質を捉える能力を受け継いでいると言うことは、それは子に受け継がせる事も可能であると言うこと。

16話でるいが似たような状態で保存されていたことを考えると、胴体だけの妊婦はるい達と同じ、あるいはまた別の能力者を増産するための器であると考えられるでしょう。

初対面の時のドライツェンは、彩色様を連れて行く理由として戦争の手伝いをさせる事が目的であるように言われてましたが、今回の話を見る限り、どうも彼がそれを最終目標にしているような人間とは思えません。

軍事のみならず、政治や経済など様々な方面で転用するに留まるのか、あるいはその先のさらなる進化まで見据えているのか……。

余談ですが、るいのデザインはナナに似ていると前々から思ってました。

話の展開的に子孫を残す余裕などなさそうだと思っていたので子供説は早い段階で消えてたのですが、今回の話読む限りこのときの孕んでいた子供がナナ、もしくはその血統の人間なんでしょう。

能力的には蜂屋一家の成り立ちにも思えなくもないのですが……。

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