校舎の天<そら>では悪魔が嗤っている感想と考察 25話目

ネタバレ感想

今回は再びるいの母、瞭の過去編から始まります。

何気に情報量が多い回なので、箇条書きで。



・瞭あての手紙を遺していたドライツェン、自分が刺される事まで織り込み済みっぽい?

・上にも書いたけど、ここで初めてるいママの名前が明らかに

・るいと瞭の母国がドライツェンの祖国(ドイツ)と同じってマジ? てっきり日本人かと…

・『異物』に対する世間の反応に関してドライツェンはまるで見てきたようにリアルな有様を語ると思ってましたが、彼自身が排除された当事者だったんですね

・ドライツェンの研究はやはり『女性』に拘りがあるように見える。孤島の学院が女子校で数年に一度男を受け入れる設定なのもここに絡んできそう。

・手紙を読み終え、怒りに狂いメスを手紙に突き立てる瞭。実験の仕上げというのがろくでもない内容だったことは想像に難くないですが、この後の行動が奇妙。

・怒っていたと思えば様子が一変。悪魔に魂を売ってでも全てを取り戻すと決意し、ドライツェンの計画にのる素振りを見せる。

・瞭の『鬼となる』というセリフは何となくキジン(鬼神、鬼人)を連想させますね。もしかしたら彼女が最初のキジンなのかも。

そして話は学園に戻ります。

・暗い廊下を一人征く副会長、相変わらず目が死んでて怖い

・向こうから歩いてくるのはカマエルとラファエル。何話か前に更科に謎の薬品入りボールをぶつけられているため、解毒剤で助けて欲しいと懇願

・……が、ダメッ! 副会長は廃棄と称し、二人を容赦なく撃つ

・自分の計画を邪魔する者はミカエルでも許さない所存の副会長。叛逆フラグ立ってる感じですが、そもそも最初からミカエルとウリエルは別の思惑で動いていたんでしょうね

考察

ウリエルの思惑とは

今までミカエルに付き従う姿勢を見せていたウリエルこと夜見野あきら。

彼女がここに来てミカエルに反旗を翻そうとしているのは、どういった心境の変化からか。

ミカエルを敵に回してでも成し遂げたい計画とは何なのか。

この謎は『ウリエル=瞭』であると仮定する事によってある程度筋道が見えてきます。

ウリエルの正体

本題に入る前に、まずは作中の時系列を整理しましょう。

瞭達の話が進んでいる時代が『昭和18年』(実験を受けている間に数年程度過ぎた可能性有り)

ナナが実験を受けたのが『昭和30年(作中における現在から15年前)』

そして作中における”現在”が『昭和45年』

私は最近までナナの実験を行ったのはドライツェンであると考えていたのですが、そう考えると時系列の面で不都合が生じます。

ナナの実験されていた時期が明記されている以上、瞭が実験のために拘束されてからドライツェンが殺害されるまで作中で12年経過していたと考えなければならず、それはいくら何でも時間が経ちすぎでしょう。長くてもせいぜい3,4年くらいが妥当であるような気がします。

実験を行った”悪魔”がドライツェンでなければ誰なのか。ナナと因縁深いキャラの様なので、これがぽっと出のキャラだったり名前のないキャラだというのは話が締まらないので考えづらい。

描写されていた高圧的な口調や航に対する実験の手際の良さを踏まえると、恐らくナナ達に実験を施したのはウリエルである可能性が高いでしょう。

しかしウリエルが”悪魔”だとして、年齢はどう説明するか。

女子高生の15年前というのは、ほぼ赤子同然の状態でしょう。赤子に人体実験など出来る訳がないし、それでは矛盾が生じる。

ですが作中には既に、歳を取らないナナという存在がいます。つまり、ナナに施したのと同じ手段でもって歳を固定する事は十分可能と考えるべきでしょう。そもそも実験を施した人間が、自分に対して同じように出来ないとは考えづらいです。

時系列において年齢を無視できる以上、ウリエルの正体が瞭だと考える際に邪魔になる要素はありません。昭和18年時点で子供を産む程度の年齢の人がどう取り繕った所で女子高生に扮するのは難しいですが、そこはまあ外見年齢の固定が出来るのだから若返りも出来るという事で…。

なぜ瞭はドライツェンの計画に乗ったのか

瞭があれだけ嫌い、憎んでいたであろうドライツェンの計画に乗った理由は何なのか。

具体的な部分までは分かりませんが、それは恐らく彼女の娘・るいに関する事以外では考えづらいでしょう。瞭は金や権力、好奇心などで動くような人間ではないでしょうから。

決心を固める直前にるいの顔を思い出すような描写が挟んであったり、全てをこの手に取り戻すという趣旨のモノローグからもそれが窺えます。

ざっと思いつく辺りでは、

『全てを異物(キジン)にすることで異物が排除されない世界を創る』

『娘のるいを死者蘇生させる』

といった所でしょうか。

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コメント

  1. りひと より:

    はじめまして。突然のコメントお許しください。校舎天の考察についていろいろ考えているうちにこのサイトに辿り着きました……
    自分はウリエル=瞭だと思っています。
    ①瞭と書いてあきらとも読む=ウリエルの本名は夜見野あきら
    ②目がよく似ている

    • もも より:

      初めまして、コメントありがとうございます~
      ウリエルの正体ですが、僕も同意見です。
      今回の話でそれぞれの目の描写が酷似していたのもそうですが、僕がその考えに至ったのはもう一点。
      ウリエルが人体実験の際にドライツェンの話をしてた回があったと思うのですが、作中における”現在”から30年近く前の、
      しかも極秘裏に動いてそうな機関の人間の話を知っている辺りもウリエル=瞭である裏付けになりそうだなと思いました。
      余談ですが、ナナに実験を施した”悪魔”は時系列的にウリエルな可能性が高いので、
      ウリエル=瞭なら『悪魔に魂を売った』瞭がナナに悪魔呼ばわりされてる構図は多分狙ってるんだろうなって…。

      瞭の読み方は完全に盲点でしたが、わざわざ今回の話まで名前を出さずにいた理由にも合点がいきますし、そうなると余計説に説得力が出てきますね。