元提督が考察する、アズールレーンが艦これのパチモノでは終わらない3つの理由

皆さんはアズールレーンというゲームを御存じでしょうか。

私は数日前に職場の先輩に教えてもらい、その存在を知りました。

アズールレーンとは

御存じない方のためにゆるく説明しておきますと、アズールレーンとは中国で開発されたソシャゲ『碧蓝航线』の日本版です。

2017年9月14日にサービスを開始し、同年10月3日にはすでに登録ユーザー100万人を達成しています。


ストーリーあらすじ

地表の71%が水で覆われた青き星。人類はそんな世界で文明を発展させてきた。
その人類の繁栄は、突如海より出でた異形の敵「セイレーン」の出現により一変した。

圧倒的な力を有する外敵「セイレーン」に対抗するため、人類は過去のいざこざを水に流し
一丸となって軍事連合――「アズールレーン」を創設。

人類のあらゆる英知を結集した「アズールレーン」の活躍により
「セイレーン」の攻勢を一度食い止められたかのように見えた。

そうした中、人類の力を持ってしても「セイレーン」を完全に撃退できずにいる現状に対して
各陣営間で理念の違いが表面化。
あくまで人類の力のみで挑むべきか、それとも毒をもって毒を制すべきか
「アズールレーン」の創設に深く関わった四大陣営の裏で、様々な勢力が暗躍をし始める・・・

当時の私が受けた第一印象を簡潔に表現すると、

うわぁ、艦〇れのパチモンだぁ……

でした。

(参考までにロゴ比較)

アズールレーンは艦これのパクリでは終わらない

しかしいざゲームを始めて、考えはすぐに変わります。

確かにアズールレーンには「艦艇をモチーフとした女の子達が敵と戦う」「遠征で資材をためる」「出撃時に弾薬の概念がある」「指輪で結婚出来る」「アイテムショップに明石がいる」など、偶然の一致とは考えづらい部分はありますが、ゲーム性に関しては某これのパチモノでは終わらないものを持っています。

現に、現在(2017年10月15日)のグーグルプレイのゲームランキングにおいてDL数1位、売り上げ順位8位を納めています。

一体、このゲームの何が人を惹きつけるのでしょうか。

艦これとの比較も交えつつ、個人的な見解を以下に記します。

(※艦これは暁改二が実装されたあたりで引退したので、以後の情報はあまりわかりません。誤認・誤情報が含まれる可能性がありますので、ご了承ください)

アズールレーンが選ばれる3つの理由

全体的にストレスを感じない仕様

アズールレーンはライトプレーヤーに優しいゲーム仕様になっています。

具体的に要点を挙げると、

・戦闘をオートにできる

・HPが0になっても轟沈(消滅)しない

・お祈りゲーじゃない

・修理の必要がない

・サンディエゴがかわいい

あたりでしょうか。

続いて、上記のポイントについて軽く補足を加えていきます。

戦闘をオートにできる

これは周回ゲーの基本と言っていいほどの仕様ですね。我々プレイヤーが同じ作業を何十何百回、幾度となく果てもなく繰り返す中で、欠かせないシステムと言っても過言ではないでしょう。

むしろ周回を前提にしているにも関わらず、オート戦闘不可なソシャゲなど今の時代にあるのでしょうか?

ユーザーの多数から宝具スキップを要請されているにも関わらず、(技術的には実装可能でありながら)効率を追うゲームではないと一刀両断したゲームなどあるのでしょうか????

周回必須のイベントを設けておきながら、運営が効率を求めるゲームではないと公言しちゃうゲームなどあるのでしょうか!?!?!?

お前、お前だよFGO!!!!

HPが0になっても轟沈(消滅)しない

アズールレーンでは、出撃マップでHPが0になっても「好感度が下がる」のみで、艦艇のロストはありません。

眠さのあまり、つい大破進軍をして艦艇を沈める事もないのです。これは助かりますね。

ファイアーエムブレムのようにリセットが効けばまだ救いはあるのですが、それすらないゲームだと、ライトプレーヤーには敷居が高いでしょう。

私が艦これを始めた頃、右も左もわからずに大破進軍をした事がありました。むろん、数隻を失う結果に。

レベルこそ低かったものの、『艦娘が消える』という残酷な事実を突きつけられた瞬間はトラウマでしかありませんでした。まぁ、これはチュートリアルを流し読んでいた自分に非があったのですが。

一時期は中破進軍もNGと言われておりましたが、これを真に受けてクリアできるゲームバランスでは到底ないでしょう。理論上は出来るのでしょうが、膨大な試行回数が必要になるマップは多分いくつもあります。

手塩にかけて育てた艦艇ロストというペナルティは重大であるにもかかわらず、明確な発生条件が公式アナウンスされない以上、提督は常に轟沈の恐怖におびえながらプレイすることを強いられます。中破進軍で轟沈することは証明できても、轟沈「しないこと」を証明することは(少なくとも、個人の力で検証するにおいては)悪魔の照明に他ならないからです。

確かに、ウィキの検証・解析情報などを確認すれば、大勢のプレイヤーの提供するデータや集合知により、正しい(と思われる)情報を得ることはできます。しかし、それを大前提にするゲームバランスはどうかと思うのです。

お祈りゲーじゃない

アズールレーンと艦これの明確な違いは、ゲーム性にあります。

艦これが資材管理を中心とした鎮守府運営の部分に重点を置いたゲームであるのに対し、アズールレーンは戦闘──シューティングの部分に重きを置いています。

艦これでは敵に勝てない場合、「レベルを上げる」「装備品を見直す」「ひたすら試行回数を増やす」「女神ガン積み」くらいしか対処法がありませんでした。しかしアズールレーンでは上記のほかに、戦法やキャラを変えるという選択肢も存在するため、試行錯誤できる幅が広がっています。

特にキャラを変えることについては、同じ艦種でもスキルの違いがあるため、違うキャラに変えて再戦しただけで楽に勝てたということもままあります。

が、正直ここは好みの問題だと考えます。

アズールレーンの方が比較的多くの人の支持を得やすいゲームシステムである(だから、一見艦これのパチモンのようなゲームであるにも関わらず多くの支持者がいる)というだけで、これをもってゲーム自体の優劣を述べるつもりはありません。

話は横にそれますが、ロマンシングサガというゲームがあります。自由度が非常に高いためコアなマニアには大変受けが良いのですが、ライトゲーマーには少々おススメしづらい作品です。

一方で、スーパーマリオについては説明の必要もないでしょう。老若男女問わず、誰もが知っている超人気ゲームです。

しかし、ロマンシングサガよりスーパーマリオが優れているという道理は、どこにもないでしょう。それぞれのゲームにそれぞれのファンがいて、彼らを楽しませる事が出来ている以上、売り上げによる優劣はあれども、それがゲーム自体の優劣には直結しないということです。購買者の立場からすれば、自分が好きな方のゲームをやればいいというただそれだけの話なのです。そもそもRPGとアクションゲーを比較する時点でナンセンスですが。

わかりづらい言い回しでほんとごめんなさい。

修理の必要がない

アズールレーンには修理の概念がありません。マップが終わり次第、HPが全快しているからです。

修復に資材も使わなくていいし、10時間以上修理を待つこともありません。

ほんとストレスフリーですね。

課金しなくても十分楽しめる

アズールレーンにおけるリアルマネーの使い道は、おおむね艦これと同様です。具体的には、

・資金、燃料、メンタルキューブ(艦これでいう開発資材)、等の資源購入

・倉庫、ドッグなどの枠拡大

一方艦これと違うのは、

・キャラの着替えを買える

という使い道が増えるくらいなので、本当に課金は趣味の範囲です。なんでこれでセルラン入れるんだ……?

建造(他ソシャゲでいうガチャ)はミッションを順当にこなすだけで1日数回は出来る上に最上位レアの確率は7%なので、課金せずとも目当てのキャラをひくことは十分可能です。マーリンに26万つぎ込むような悲劇はないんです。

そもそも艦これ自体が比較的課金に重点を置いていないシステムなので、良い部分をそのまま据え置いた形になります。

運営の対応に誠意を感じる

緊急メンテの際、出来事を事細かに説明してくれるソシャゲ運営が日本にどれほどあるでしょうか。

何言っているかわからない?説明してることそれ自体が重要なんだ!

詫び石を貰うのはもちろん嬉しいですが、石さえ渡しておけばユーザーは黙るだろうという下心が透けて見えるのも事実です。邪推かもしれませんが。

お決まりの定型文と共に詫び石を放り投げられるよりも、こういった形でメンテの理由を事細かに説明する方が誠実な謝りかたであると、私は思います。

艦これの運営も私がやっていたころは割と印象いいイメージでしたが、今はどうなんでしょう……?

総評

異論は当然あるでしょうが、あくまで個人の意見として、

・ゲーム性に重点をおくならアズールレーン、

・キャラゲーとしての部分を重要視するなら艦これ

にそれぞれ軍配が上がるのではないかと思っております。

じゃんけんで後出しする側が絶対に勝つのと同じで、後発のゲームのほうが有利なのは当然の話です。が、それでもアズールレーンは艦これが抱えていた課題をことごとくクリアしたうえで得るべくして人気を得ている以上、『ただのパクリゲー』と捉えるのは不適切でしょう。

ただ、アズールレーンが艦これという巨人の肩の上に立っている部分は否定できません。艦これのいい部分を流用しているからこそ、アズールレーンはここまでの人気を博している。

故に真価が問われるのは今後のイベントやストーリー、新要素追加等といった部分で、どのように独自色を出していくかという所にかかってくるでしょう。

アズールレーンは間違いなく良ゲーです。しかし一方で、同艦種のキャラ間にスキルなどの大きな性能差がなく、好きなキャラをある程度自由に使える艦これが恋しくなる場面もあることも確かです。

北上さんと暁がいないのは寂しいよ……。

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