5年近く前のマイナー作品の考察という、どこに需要があるのかいまいちわからない記事ですが思い付きで書いておきます。
ぴちぴちピッチ(以下ぴっち)の作品説明など、基本的な部分は端折りますので、知らない方はWikipediaなどを参考にしてください。
早速ですが、なぜ橙マーメイドの二人が強いと言われるのか、その理由から上げていきます。
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橙マーメイド2人が強いと言われる理由
沙羅
・レギュラー3人(るちあ、波音、リナ)が手も足も出なかった巨大津波を一人で撃破
→太郎ちゃんのコンサートをBBSが邪魔する回にて。
3人はBBSを倒すことこそできましたが、彼女達が引き起こした津波はどうすることもできず、ただ立ち尽くすだけ。
そんな時に沙羅が現れ、専用曲『return to the sea(以下RTS)』で一瞬の間に津波を撃破します。
この回で初登場すると同時に、我々視聴者にも沙羅=強キャラの図式を刻み込んでいったのです。
・マーメイドプリンセス6人に圧勝
→最終決戦のため、ガイト城に侵攻するマメプリ4人。
囚われのマメプリ、ノエル&ココを救出し、この時点で沙羅を除いた6人が揃います。
(余談ですが、2期があるとはいえ全52話の話で50話に新キャラ出すって構成的にやりよう無かったのか……)
主人公サイドの子達は6VS1の数的優位を得ている中で躊躇なく『KODOU』を歌いますが、沙羅にはこれが一切通じない(ちなみに、直前にガイトにも防がれている)。
それどころか、反撃とばかりに歌われるRTSで6人は一瞬にして壊滅状態に。
沙羅>他の6人が証明された瞬間です。
マメプリのパワーバランスおかしいよ。
聖羅
・マーメイドプリンセス6人がかりでダメージを与えられないミケルの足止めができる
→聖羅を除く6人のマメプリの合唱ですら通用しないミケルに対し、聖羅は一人で倒すところまではいかずとも、足止めすることに成功しています。
生まれてすらいない状態であるにも関わらず、です。
やはりオレンジは特別な色なのでしょうか。インド洋のマメプリだからこその力なのでしょうか。『インド洋のマーメイドプリンセスは特別』というのが最早定説となっていますが、私はこの説をあえて否定します。マメプリはみんな同列なんです。多分!
新説『2人とも状況がよかっただけ』
沙羅の場合
沙羅が強いといわれる理由は、主に6人相手に圧勝していた描写が大きいです。
巨大津波の件ですが、るちあ、波音、リナのうち2人以上いないと勝てないDLをかれんが一人で撃破する描写(DLがパールピアリにやってくる回)があるので、マメプリの強さは年齢に比例すると考えられます。そのため、るちあ達が沙羅と同年齢になれば巨大津波にも対処できる、とは考えられないでしょうか。そういうことにしておきましょう。
沙羅が6人の歌を無効化できた理由ですが、直後に沙羅自身の口から語られています。
『馬鹿ね。アクアレジーナからもらった歌が、マーメイドプリンセスの私に効くとでも思ったの?』
このセリフより、アクアレジーナの曲は同族にダメージを与えられない仕様であることが推測できます。
ではなぜ、RTSが6人に通用したのか。
これも単純な話で、RTSがアクアレジーナ作の曲ではなく、自作の曲だからでしょう。
自作の曲だから、同族にもダメージを通せる。つまり、他のマメプリも自作の曲を持っていれば沙羅に攻撃を通せる可能性が高いと言うことです。
あれ、水色の旋律(太郎ちゃん作曲)なら沙羅にダメージ通せるんじゃ……?
聖羅の場合
聖羅がミケルを足止めできた理由はどうでしょうか。
沙羅の頁で強さは年齢に比例するということを書きましたが、であれば生まれてすらいない(0歳)の聖羅がミケルと戦えるのはおかしいようにも思えます。
しかし私は、『強さは年齢に比例する』という部分を崩すつもりはありません。
話を戻して、なぜ聖羅の歌がミケルに通じたか。これは二期の38話、ミケルとの決戦の際に聖羅が説明しています。
「ミケルを倒すべき敵だと思わないで」
「ミケルの心の中に入ってわかったの、本当はミケルは可哀想な存在なの」
「ミケルを倒そうとばかりするから、みんなの歌がミケルの心まで届かないんじゃないかって」
聖羅はミケルの心の中に入ったことで、彼の孤独、悲しみを知りました。ミケルを憎む事をやめたからこそ、聖羅はミケルの心に届く(=効果のある)歌を歌うことができた。
現に2期の7話、聖羅がミケルの心に接していない状態では、一方的に捕食されています。
また、最後の『希望の鐘音』合唱がミケルに通じているのも、(聖羅も加わっての合唱ということを考慮する必要はありますが)憎しみではなく慈愛の心でもって歌っていたためであると考えられます。
つまり、生まれたばかりの聖羅が単独でミケルを足止めできたのは、単なる力量差というよりも、他のマメプリよりミケルの心を理解して歌っていた事が大きいということになります。